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Works

小説

女優堕ち

女優堕ち(文庫版)

2016年2月25日発売
352ページ 定価920円(税別)
株式会社KADOKAWA 角川書店刊

少女が堕ちたのは、女優という落とし穴!

日光を拠点にする旅役者一座に生まれた井元三津子。
座長の母に従って旅する暮らしを続けていた三津子は、 偶然出会った芸能マネージャーを頼りに上京した。持ち前の押しの強さで 事務所に入るも、個性的な顔立ちと体型のせいで仕事にめぐまれなかった。 だが最後に挑戦したオーディションで、型破りな方法で大役をものにし、 清嶋ルイとして女優の階段を昇っていくが……。
過酷な芸能界をリアルに描いた少女の成長物語。

「わたしがはじめて出会った女優さんは、南田洋子さんだった。実家裏手のマンションでサスペンスドラマのロケをしていた。わたしは名前のよく似たべつの女優さんと勘違いして、待機部屋へと飛んでいった。
 七歳か、八歳の頃だったか。ともかく、ただのちびっこで、しかもべつの女優を求めてやってきたわたしに南田洋子さんは、けれど、大人の、上品な笑みを投げてくれた。おそらく、わたしの早合点にも気づいていただろう。それでも、フフと笑って、『お待ちなさい』と筆を取り、さらさらと色紙にサインをしてくれた。
 なんてカッコいいひとだろう、とこの歳になったからこそ気づかされる。その頃、南田さんはプライベートで様々な悩みを抱えていた、らしい。と、これも後から知るのであるが、あのときの女優の笑みがそれを掻き消す。
 女優とは、女優を演じ、女優に堕ちていくものらしい。実際に、本物の女優たちと話すと、そう思わされる。

 『女優堕ち』の主人公清嶋ルイは、わたしが出会った何人かの女優をコラージュして作り上げたキャラクターである。特定の誰かを描いたわけではない。それぞれがあまりに個性的で常人離れしたエピソードを持っていたため、それらをぐつぐつと煮つめたら、こんなストーリーができあがった。
 女優たちの光と影。ちょっと狂気じみていて、おそろしく人間臭い彼女たちの生き様を追体験しながら、ただ楽しんで読んでいただけたら幸いである」(河原れん)

女優堕ち

女優堕ち

2014年9月1日発売
328ページ 定価1500円(税別)
株式会社KADOKAWA 角川書店刊

「あっしを女優にしてくだせえ!」
旅役者出身の少女が、女優という落とし穴に堕っこちた!
生き馬の目を抜く芸能界をサヴァイブした、ひとりの女優の姿を大胆な筆致で描き切る!

旅役者一座に育った井元三津子は、全国の温泉地をまわる大衆演劇に厭気がさし、偶然出会った芸能事務所のマネージャーを頼って上京、なんとか事務所に所属させてもらえるように頼み込む。ぽっちゃりタイプで個性的な顔立ち、誰にも相手にされない三津子は、仕事にありつけない苦しい日々を過ごすが、圧倒的な演技力と型破りな手法で、一発逆転、トップ女優へのしあがる。若手俳優との逢瀬が週刊誌にすっぱ抜かれ、夜な夜な酒に酔いつぶれ、しまいには父親が金目当てでスキャンダルをリーク――!?栄光と挫折を繰り返しながら、身も心も「女優」という仕事に堕ちた女の、スキャンダラスでリアルな物語。

「『女優堕ち』というタイトルのセンセーショナルな響きからすると、意外な展開の作品かもしれません。けれど私の知るかぎり女優というのはみな、おそろしく個性的で偏執的なくらいストイックで、ちょっと不器用な職人たちです。そんな彼女たちの真の姿を、これまで にないコミカルなタッチで描かせていただきました!」(河原れん)

ナインデイズ

ナインデイズ
岩手県災害対策本部の闘い(文庫版)

2014年1月29日発売
290ページ 定価600円(税別)
幻冬舎文庫

ひとりでも多く助けたい。
思いは、ただそれだけだった。
2011年3月11日、東日本大震災発災直後、岩手県庁内に設置された災害対策本部。そこで、県の防災室の面々と共に指揮にあたったのは、岩手医大・救命救急センターの医師、秋冨慎司だった。濁流にのみこまれた被災地。燃え広がる火災。錯綜する情報。足りない燃料。悪天候で飛べないヘリ。「被災地で苦しんでいる人を、ひとりでも多く助けたい」その一念で、秋冨は寝食を忘れ奮闘する。焦りから声を荒らげ、動かない行政に低頭し、己の力不足に唇を噛みしめ……。その激烈な9日間を、膨大で緻密な取材をもとに、リアルに描ききる。

ナインデイズ

ナインデイズ
岩手県災害対策本部の闘い

2012年2月22日発売
254ページ 定価1400円(税別)
幻冬舎

被災者を救った救助者たち
その、もうひとつの「現場」

2011年3月11日。あの東日本大震災が発生した直後、被災者を救うために 救助者たちが集結したもうひとつの現場――災害対策本部。救助の中枢を担うその場所で、いったどんな戦いが繰り広げられていたのか。未曾有の災害に立ち向かった彼らの9日間の奮闘を、膨大なデータと半年にわたる取材をもとに書き下ろしたノンフィクション。

聖なる怪物たち(文庫版)

聖なる怪物たち(文庫版)

2011年12月26日発売
363ページ 定価600円(税別)
幻冬舎文庫

嵐の夜、1人の妊婦の飛びこみ出産があった。
男の子が生まれ、母親は命を落とした。
偶然の事故か? 仕組まれた事件か?
この子どもは、誰のものか?
2012年1月テレビ朝日系にて連続ドラマ化

「ついに、聖なる怪物たちが文庫版になって登場します。雪の中に入りこんで撮影した単行本の白鳥写真には思い入れがあるけど、文庫版は帯を引き立たせるために、あえてシンプルに仕上げました。ぜひ、お手に取って見比べてみてください」(河原れん)

聖なる怪物たち

聖なる怪物たち

2011年5月11日発売
309ページ 定価1500円(税別)
幻冬舎

だましているのは、誰なのか?
だまされているのは、誰なのか?
この子どもは、誰のものか?

地方の学園都市にある総合病院に、ある夜、「飛び込み出産」の妊婦がやってきた。当直の外科医・司馬健吾による帝王切開手術の甲斐なく、妊婦は急死。身元の分らない新生児が病院に残された。直後、手術に立ち会った看護師長・春日井と、健吾の恋人でもある看護師・瑤子が、謎の男に「妊婦のことは口外するな」と脅され、数日後、健吾は院長から、この夜の出来事を理由に病院を辞めるよう言い渡される――。様々な疑問を抱える健吾は、「出産」にまつわるひとつの“真相”にいきあたるが……。
2012年1月テレビ朝日系にて連続ドラマ化

「2冊目の長編。挑戦したのは『瞬』とは180°違う医療ミステリー。そこに登場するのは、6人の“聖職者”たち。その誰もが、ある医療事故に関わることになる。6人全員が等しいバランスで罪をおかし……やがて、切なすぎるラストへと導かれていく。かなり複雑な構造ですが、実は最初から最後まで5分くらいで浮かんでしまったストーリーです。まるで、雷に打たれたような衝撃でした。今回は表紙の装丁写真も自分で撮影しています。ストーリーの世界観を凝縮させた表紙にも、ぜひ注目してください」(河原れん)

瞬

瞬(文庫版)

2010年4月21日発売
250ページ 定価495円(税別)
幻冬舎文庫

同乗したバイクで事故に遭い、恋人を亡くした泉美はその時の記憶をどうしても思い出すことができない。失われた「彼の最期」を取り戻すため、泉美は弁護士の真希子に、事故の調査を依頼する。
やがて明らかになる泉美の記憶。それは、心を射抜くような苦しい真実であった。
2010年映画化

「私に " ものを書く " きっかけをくれた、思い入れのつよい一作目の小説。 映画化に先んじて文庫版が発売されました。解説は映画「瞬」の磯村一路監督。 そして、映画の美しい一場面が表紙を飾っています」(河原れん)

瞬

2007年3月9日発売
212ページ 定価1400円(税別)
幻冬舎

ラブストーリーより温かい、珠玉の長編。

同乗したバイクで事故に遭い、恋人を亡くした泉美はその時の記憶をどうしても思い出すことができない。 失われた「彼の最期」を取り戻すため、泉美は弁護士の真希子に、事故の調査を依頼する。
やがて明らかになる泉美の記憶。それは、心を射抜くような苦しい真実であった。
2010年映画化

「愛すべき処女作。人の心理や感情を丁寧に描いています。感情表現のリアルさにこだわったので、自伝ですか?とよく訊かれますが、完全なフィクションです」(河原れん)

瞬

瞬 韓国語版・中国語版

「瞬は韓国語版、中国語版が発売されています。小説というのはどうしても言葉が障壁となってしまうものですが、こんなふうに翻訳されて海外の読者にも読んでいただけるのは、本当にうれしいことです」(河原れん)

脚本

余命

映画「余命」

原作 谷村志穂(新潮社刊)
監督・脚本 生野慈朗
企画・脚本 河原れん

2009年2月日本公開
2009年10月台湾公開

念願の妊娠と同時に乳がんを再発した女医。
新しい命をとるか自分の命を選ぶかという究極の選択を迫られた女性の最後の決断とは…?

「原作を読んですぐに、著者の谷村さんに会いにいき、映画化の承諾をいただきました。ただ強いだけではなく、弱さもたくさん持っている女性像に私は魅かれるようです」(河原れん)

絵本

ホホとロッソ 星をつかまえに行く

ホホとロッソ 星をつかまえに行く

作 かわはら れん
絵 おうみ まい
2011年9月13日発売
44ページ 定価1300円(税抜)
SDP

世界中の子供たちに本を読む楽しさを!
“ホホとロッソ”シリーズ待望の第2弾!!
2作目では、かわいい宇宙人ピポロが登場!!

海賊船に乗って宇宙を冒険中のホホとロッソ、そして海賊の仲間たちは空にキラキラ光る星々を集めようと大奮闘!
でも、あまりに夢中になりすぎてブラックホールに吸いこまれ……
船は不思議な惑星に不時着。
そこに住んでいたのは、かわいい宇宙人のピポロ。
何千年もたったひとりでこの星に暮らしていたピポロは、ホントはちょっと淋しかったからみんなに会えて大喜び。
ロッソたちは、ピポロを喜ばせたくて、ある計画を思いつく……。

※絵本の売り上げの一部は、国連UNHCR協会に寄付され、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が世界で実施する難民の子どもたちへの支援に役立てられます。
国連UNHCR協会 http://www.japanforunhcr.org

ホホとロッソ 宇宙へ行く

ホホとロッソ 宇宙へ行く

作 かわはら れん
絵 おうみ まい
2011年4月23日発売
44ページ 定価1300円(税抜)
SDP

だれかに、そっと、手をかそう。
そしたら、夢は、きっとかなうよ。

おさるのロッソの夢は宇宙へ行くこと。ある日、もと海賊のホホと出会って、ふたりは冒険の旅へ出る……けれど?
ひとは、ひとりじゃ夢をかなえられないもの。でも、だれかに優しく手をかして仲間ができれば、不可能だって可能にできる!
見ているだけで心がキュン!となるイラストで彩られた、とっても優しいファンタジーです。

※絵本の売り上げの一部は、国連UNHCR協会に寄付され、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が世界で実施する難民の子どもたちへの支援に役立てられます。
国連UNHCR協会: http://www.japanforunhcr.org

実用書籍

スパイダーウーマン

スパイダーウーマン

著者 河原れん 熱田美希 三浦真紀
2010年1月9日発売
288ページ 定価1300円(税抜)
SDP

ネットワークで時代を先行く20人の賢女たち!
“スパイダーウーマン”とは、個人の力でネットワークを駆使し、自分の好きなことで結果をうむ女性たちのこと。
ビジネス誌や女性誌などでは語られていない、秘められたストーリーやエピソードが一冊の本になりました。
女性必読の美しきスパイダーウーマン20名による超リアルインタビュー集。

「こんなビジネス書がほしいと思って作った本です。個人で仕事をするには、人との関係や仕事をつなげるネットワークが不可欠。様々な分野で活躍する女性たちがネットワークを駆使し、どのように成功を築いたのかをリアルな言葉でまとめた、読みごたえのあるインタビュー集です。私の座右の書のひとつになりました」(河原れん)

バードフライ あなたの手からはじまる幸せの一歩

バードフライ あなたの手からはじまる幸せの一歩

2004年8月10日発売
223ページ 定価650円(税抜)
ソニーマガジンズ

翻訳

小公女セイラ 〜リトルプリンセス〜

小公女セイラ 〜リトルプリンセス〜

訳者 河原れん
原作 フランシス・ホジソン・バーネット
2009年9月28日発売
336ページ 定価829円(税抜)
SDP

こどもに読ませたい、おとななら読んでほしい。
フランシス・ホジソン・バーネットによる不朽の名作の新訳版。

「翻訳という仕事は、文の向こう側にいる原作者の気持ちになって何を描こうとしていたのかをイメージしながら、それを別の言語に置き換える作業。……というと難しそうですが、楽しんで書かせていただきました。 大人も楽しめる、読みやすい文体に仕上げています」(河原れん)

漫画原作

ヴァンパイア・ヘヴン 下

ヴァンパイアヘヴン 下

原作 河原れん
作画 渡辺ゆうな
2013年12月27日発売
160ページ 定価400円(税抜)
SDP

ヴァンパイアは人を好きになってはならない。血を吸わずにはいられないヴァンパイアが人に恋をすると、その衝動は殺してしまうくらい強くなるから――。そんな哀しい宿命を知った桜子は、自分の気持ちにふたをして、隼人との距離をあけようとする。不器用ながらも優しくしてくれる隼人を突き放し、避けようとする桜子。
そんな矢先、桜子と小町がヴァンパイアであることが、健太郎に知られてしまう!
さらに伯爵が送りこんだ刺客が、隼人をヴァンパイア界に連れ去ってしまい……。
切なくも狂おしい宿命を抱えたヴァンパイア。桜子と小町の運命は? そして禁断の恋の行方は……?
2013年4月にテレビ東京系で放送された連続ドラマ「ヴァンパイア・ヘヴン」(主演:大政絢、本田翼)のスピンオフコミック。

「初めてのマンガ原作に挑戦させていただきました!(マンガ好きなので、すごくうれしい!!)『当たって砕けろ』タイプで、ついつい恋愛パートを暴走させてしまう私をたしなめつつ、渡辺さんがドキドキするくらいかわいぃ〜絵を描いてくれました!二巻で終わってしまうのがかなり淋しい・・・!!」(河原れん)

ヴァンパイア・ヘヴン 上

ヴァンパイアヘヴン 上

原作 河原れん
作画 渡辺ゆうな
2013年6月21日発売
160ページ 定価400円(税抜)
SDP

冷酷な伯爵の魔の手から逃れ、ヴァンパイアの桜子は超ボーイッシュな親友・小町とともに人間界へ――。
しかし、そこは150年ぶりの人間界。潜伏を決めた「原宿」には、なぜかヴァンパイアみたいなゴスロリファッションの子がいっぱいいるし、馬より速い「車」なるものが走っている――!
っていうか、人間の血はどこで吸えるんだ……?
とまどいながらも、すこしずつ人間の暮らしに慣れていく二人――だったのだが、今度は桜子の前にヴァンパイアにとって最大の難関「恋」というハードルが現れて……??
2013年4月にテレビ東京系で放送された連続ドラマ「ヴァンパイア・ヘヴン」(主演:大政絢、本田翼)のスピンオフコミック。

企画

SDP文庫第1弾 文学日和-晴れたらいいな-

SDP文庫第1弾 文学日和-晴れたらいいな-

2008年7月20日発売
宮沢賢治『注文の多い料理店』定価450円(税抜)
夏目漱石『こころ』定価490円(税抜)
樋口一葉『たけくらべ』定価400円(税抜)
芥川龍之介『蜘蛛の糸』定価350円(税抜)
SDP

文学作品とイメージショットを融合させた、文庫の新しいかたちです。
文学への親しみ、文学を理解する楽しさを伝えることで、読者に文学への興味を持ってもらうことをテーマに創刊いたします。
“文学日和-晴れたらいいな-”第1弾は、夏帆、山下リオ、岡本杏理、早見あかりの女優4人が、文学作品の表紙と巻頭グラビアを飾ります。

「文学作品をもっと身近に、という企画で作った文学日和。写真を入れたり、字体も読みやすく工夫されています。第一弾の4冊は、宮沢賢治『注文の多い料理店』、樋口一葉『たけくらべ』、夏目漱石『こころ』、芥川龍之介『蜘蛛の糸』。「おとなになったから読みたい文学」というテーマで選ばせていただきました。」(河原れん)